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翌日…学校の前で5人の人影があった…
「あの方はこの学校にいると言う情報は本当かしら…」
「実際に何度も目撃例が上がっておりますので間違いはないかと…」
「哀れと言うかなんと言うか…異能者として目覚めてない事を祈るか…」
「異能者だから私の下に来てもらえと奥様が言ってただろうが」
「なかなか従わないとも聞く…実力行使も可能らしいな…」
「えぇ…では行きましょう…お嬢様の婚約者を見つけるために…」
そして人影は消える…
昼休みぃ~。
屋上にて…
「眠い…」
十夜が一人呑気に欠伸している…
「ん…(なんだこの違和感…)誰だ…」
「ほぅ…よく分かったな。さすがあの方が見込んだだけはあるな…」
何かが十夜に向かって振り降ろされる。
「うおっ!あぶねぇ!」
勢いで横に飛んで避ける。
「あぶねぇな~んなもんあたったら死んでまうわ」
「…なぜ戦わない?」
「はあっ…?と言うか…メイド?」
そこには体は大人と同じぐらいな体格でメイド服を着て見合わない槍を持った女がいる。
「やはり目覚めてないなら好都合…気絶させて連れていく…」
構える女…そして走ってくる…
「っ!(なんのゲームだよ!)」
振り上げられた槍を…だが避ける!
「運は良いのだな」
「くそっ!」
転がって避ける。その繰り返しで避けるのが奇跡に近い…
「しぶとい奴だな…」
「その不審者!いますぐ武器を降ろせ…」
勢いよく屋上のドアが開いて数名の人が入ってくる。
「ふん…生徒会執行部か…消えろ…貴様らには関係がないはずだ…」
「残念だが我が学校で騒ぎを起こすのは許せない…そこの生徒!いますぐ逃げるんだ!後は我々が引き受ける!」
「すまない!」
十夜はドアに向かって走る。
「させるか!」
槍で十夜を攻撃しようとしたが何かに弾かれる。
「私が相手になろう…」
手には拳銃がそれぞれ握られている男が攻撃を防いだ…
「会長の犬供が…後悔しても知らんぞ…」
「それならそちらも同じだろう?何ならワンちゃんコンクールにでも出たら?優勝間違いなしだろうな」
「なめるなぁぁぁぁ!」
「さぁ…イッツショータイム!」
屋上から物が弾く音が響く。
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