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ぶっちゃけ、そんな感じ。死因は何があったか知らんが、脳死だ。
父の同僚、曰く。
最期は「やべ、コレ萌える。」と言って、大そう幸せそうな顔をして逝かれたようだった。その姿は実に漢らしい死に様だったそうな。
って、自分で言っていて、マジ意味わかんねー。とりあえず、父は最期まで馬鹿だった、と。そのせいで、おっかさんは、一人で再婚することもなく、苦労しながら僕をここまで養わなければならなくなったわけだ。母には本当に感謝しなければならない。
しかし、今、その母はいなかった。
今、時計の針は十二時をさしている。
普段なら、もう帰って来ているはずの時間だった。
一体、母はどうしたというのだろうか?
一瞬、嫌な予感がよぎる。
それは、例えば。
このビンボー暮らしに嫌気がさして、他の男の所へ、ほいほいとついて行ってしまったとか。
それは、例えば。
このビンボー暮らしに嫌気がさして、もう生きていくのが辛いと言って、人生オワタ、人生オワタ、と歌いながら樹海へレッツゴーしてしまったとか。
それは、例えば。
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