迷子

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迷子

いったい私は今どこにいるのか     そんなの誰にも分からない     いったい私は何がしたいのか     そんなの誰も知るわけない     いったい私はどこへ行きたいのか     誰も答えてくれはしない     私のちっぽけな存在に誰も気付かない     いや、     自分自身気付こうとしていないのかもしれない     ただ過ぎるだけの日々にいったい私は 何を求め 何を考え どう生きているというのか     あがいては世間体という波に押し戻され     もがいてもやがて上辺だけの人間という沖へと流され     そして静かにつまらない日常となって海底に陥るのだ   キレイゴトを重ねながら…   誰がこんな自分を   人間を   世界を   想像しただろう     きっとまた 誰も分からない 誰も知らない 誰も答えてはくれないのだ       そしてその答えを探して探して   永久に迷子となる            
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