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その身勝手な相手の男子生徒がムカついて仕方ない
学校は退学処分にされ、今は警察に事情を聞かれているらしいが
許せない奴だ
山田だって何でそんな奴と付き合たんだ。
もっと早く山田に会いたかった…
俺は自分の運命に悔しく歯をくい縛るしか出来なかった。
それから月日は巡り桜の次期
チューリップも綺麗に咲いた。
俺は3年生進級し、今日は中間考査
あの日と同じテスト日
皆は既に下校し、此処には俺しか居ない。
あの日なら此処に山田も居たのに
山田と植えたチューリップ…
沢山植えた事も有り本当に綺麗なのに
君が居なきゃ…
確かに、この世のものとは思えないと思ったけど
本当にこの世のものじゃないとはな
フッ
自然と笑いが口からもれた。
花見しょうって自分から言ったくせに
「嘘付きやがって」
俺は桜の木に腰を下ろし呟いた。
もちろん独り言
のつもりだった
「どんな?」
不意に返答が帰って来て驚き振り返る。
見覚えのある姿
会いたいと思ってい人
彼女の美しい黒髪が春風に舞う
帽子を深く被ってたいる彼女は
「山田・・・」
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