14人が本棚に入れています
本棚に追加
紙に黒い文字がずら~っと並んでいる。
俺は、それを目で追いながらシャーペンを走らせた。
なんだ簡単だ
今は期末テストの真っ最中
自慢じゃないが、いつも順位は一番の俺
いつも通りテストを素早く済ませて時計を見る、後30分も残っていた。
あぁいつもながら退屈だ。
不意に窓の外に目をやる
あー空が青い
雲も無いし
正に日本晴れと言った天気だ。
何気なく目線を下げてみると、荒れ放題の花壇が見えた。
これがまた、晴天の空と余りに似合わず不自然な気がする。
誰も手入れしないのか…
勿体無い
どうせ昼から暇なんだ
花壇整備でもしょう
私的に花は好きだし。
にしても、この学校の環境委員会は何してんだ。
怠慢もいいとこだな
軽く怒りを覚えつつ
取り敢えず何を植えるか考える。
次期的にチューリップとかかな
確か、この近くに種屋さんがあったよな
行ってみよう
そんな事を考えている内に、いつの間にか時間は過ぎ30分たっていた。
「皆さんお疲れ様でした。
では解散」
テストが終わったと同時に適当に終活をし、直ぐに下校となった。
俺は急いで鞄を持ち上げる。
その時
最初のコメントを投稿しよう!