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「おいおいもう帰んのかよ!?」
親友の孝に呼止められた。
「いやーまだ帰んねぇけど」
まだと言うか、しばらく帰らないけど…
「お前って頭いいもんなぁ
どうせ昼から暇なんだろ?」
今度は淳に話かけられた。
こいつは友達だ。
「カラオケ付き合えよ」
孝が肩を叩いてくる。
「悪いが暇じゃないんでね。
大体んな男3人のムサ苦しい所行きたかねぇよ」
俺は、ちょっと毒舌で断る。
と言うか本当にそう思った。
「付き合い悪いぞ」
ムスっとする孝
「また今度誘ってくれよ
女の子が居る時とかにでも」
フッと笑って言うと
「わかったよ。またな」
『じゃな』と手を上げて教室を出ようとする二人に
敢えて一言
「お前ら赤点大丈夫なのか?」
大声で聞くと
「「うるせ!」」
二人同じに声を荒げ来た。
そしてそのまま廊下に出る二人
あいつら本当に大丈夫なのか…
まぁ大丈夫じゃねぇだろうな
まっ俺には関係ねぇし
早く種買い行こう
俺は教室を出て玄関へ向かった。
玄関を出て右に出ると直ぐに種屋だった。
確かに近いな
「すいませんチューリップ有りますか?」
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