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ビビりな主人公
突然ですがこんにちは、僕の名前は西院貴也(さいいんたかや)といいます。
一応この物語の主人公をやらさしていただいています。
先に言わせていただきますが、僕が本当にこの物語の主人公をやってもいいんですか?
すると誰かが貴也の後頭部を軽く叩く。
「痛~い誰ですか……あっ翔ちゃん!!」
すると翔と呼ばれた男はやれやれという顔で貴也を見る。
「貴な~、まずその性格直せよ。これから物語が始まるんだからもっとしゃきっとしろよ!!」
「ごめん翔ちゃん……」
紹介が遅れましたがこの人は相沢翔(あいざわしょう)ちゃん、僕の友達で、1番の理解者。
運動神経抜群・顔も申し分なく、いじめられそうになる僕を助けてくれるとても優しい人!!
「やめろよ貴!! 照れるじゃね~かよ」
そういいながら翔は顔を赤くなっているのをごまかすために貴也に蹴りを入れる。
(貴もこの性格がなかったら結構イケメン何だけどな……)
翔がそう思っていると、貴也は蹴られたところをさする。
「痛いよ翔ちゃん!! あっ、そんなことより皆さん物語の始まりです」
「あっ貴!! 俺にも言わせろよ!!」
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