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貴也達が教室につくと、人は数えられるぐらいしかいなかった。
そして教室に入った貴也が真っ先に目を向けた先には、窓側の一番奥の席に座っていて、長い髪を窓から入ってくる風でなびかれる一人の少女だった。
いつの間にか貴也はその少女のあまりの可愛さに心が奪われていた。
「おい貴~、しっかりしろ」
貴也の目の前で翔が手を何回も振るが、貴也は全く気付かない。
(こいつ全く気付いていないな)
すると翔は貴也の尻に蹴りを一発入れる。
「いきなり蹴るなんて酷いよ翔ちゃん!!」
「扉の前にいたら他の奴らの邪魔だ。まず席に座るぞ」
そういい貴也達は自分らの席に座りにいく。
ここで貴也が惚れている彼女のことを説明します。
彼女の名は阿部未来(あべみらい)、貴也とは中学の同級生で、特徴といえば長い髪とまだ幼さが抜けない顔である。
けれど性格が大人しいため、まだ誰とも付き合ったことがないと噂があるが真相は不明。
しかしやっぱりかなりモテて、ひそかに隠れファンがいるくらいだ(余談渚もかなりモテる)
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