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エニシア「あの・・・」
エリカ「あ・・・」
エニシア「はじめまして、エニシアっていいます。フェアの妹さんですよね?」
エリカ「はい、エリカです。こちらこそよろしく。」
エニシア「はい。・・・あの、どうかしたんですか?」
エリカ「え?」
エニシア「なんだか・・・心配している顔をしていたから・・・」
エリカ「・・・・・・」
エニシアは、心配しているエリカを心配していたのだ。話しをすれば、少しは元気になると思ってきたのだ。
すると、一緒にいたコーラルがエリカに話し掛けた。
コーラル「心配しなくても大丈夫・・・」
エリカ「え?・・・えっと。」
コーラル「僕はコーラル・・・ラウスブルグの守護竜です。」
エリカ「あ・・・もしかして、私に竜の生き血をくれた先代の・・・」
コーラル「(こくり)」
エリカは、先代の竜・・・つまり、コーラルの親竜に生き血をわけて飲んだおかげで、今こうしているのだ。
コーラル「彼らなら大丈夫。僕は、みんなの強さを信じてる・・・信じたいんだ。」
エリカ「でも・・・」
エニシア「エリカちゃん・・・みんなを信じよ?そして、自分のお父さんを・・・」
エリカ「・・・はい。」
エリカは、コーラルとエニシアの言葉を信じ、見守ることにした。
お母さん・・・どうか、みんなを見守ってね・・・。私も、ここで見守るから・・・。
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