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ケンタロウ「おい、お前ら!何フェアを困らせたら気が済むんだ?」
『!?』
宿屋から出て来たのは、やはりケンタロウだった。宿屋の中から様子を伺っていたのだが、我慢の限界がきてしまい、勢いよくドアを開けて出て来たのだ。
フェア「ちょっと!?私はまだ呼んでないわよ!?」
ケンタロウ「お前が困っているから来てやったのに・・・ったく、いいからお前は黙ってろ!」
フェア「・・・・・・」
返す言葉が浮かばなかったフェアは、黙ることしかできなかった。
そして、彼らの中でケンタロウを知っているルシアンとセイロンは、驚いていた。
ルシアン「おじさん・・・」
ケンタロウ「おう!ルシアン。そうか、お前もこんなに大きくなったのか!」
ルシアン「は、はい。」
セイロン「ご無沙汰しています、ケンタロウ殿。」
ケンタロウ「よう!兄ちゃんも元気そうだな!」
三人が会話をしている中、知らない四人は、フェアに聞いてみた。
シンゲン「フェア、あの方は誰なんです?」
フェア「・・・私の、お父さん。」
グラッド「そうか・・・って、えぇ!?」
スバル「フェアの親父さん!?」
アルバ「!?」
フェアの父親と聞いた四人は、驚いてしまった。会ったことがないから仕方がないと言えるのだが、この状況でいることがびっくりなことなのだ。
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