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『あのさぁ、こっちは詫びさえ入れてくれれば…と、思って来たんだよ。それを、救ってやったとか、俺が悪いとか、何なんだテメェ!!』
ファミレスが静まり返った…
俺は静かに言葉を続けた…
『アイツだって気が強い方じゃねーんだよ。アンタのクラスの学級委員までやってたんだ。クラス会じゃあ、幹事やって、アンタに連絡入れるのは毎回アイツだった。アンタはアイツの性格ぐらい熟知してたろ?そんなアイツが、どんな思いで俺にアンタとの事を告白し、どんな思いで今も家で待ってると思ってんだ?その根性を叩き直してやるから外に出ろ!!』
『いや、旦那さん、そんなに怒らないで下さい。お、落ち着いて💦』
『童貞だったから?女の誘い方も知らねぇだ?
童貞だったからこそ、色んな女とヤリたくなるんじゃねーか!!訳わからねー事ばっか言い訳してんぢゃねーぞコラッ!』
『すいません。💦』
『で?アンタの奥さんには言ったの?ウチだけグチャグチャにしておいて、アンタんとこが平穏無事に暮らしてるなんて、おかしいと思わねぇ?』
『それは、アナタの奥さんのミスですから。ウチの家内を巻き込む必要はありませんし…』
『ふーん。先生は詫びを入れるつもりは無いと?』
『私はバレずにキチンとしましたから。』
『ウチのが別れたがってたのに、未だに頻繁にメールして来てたよね?アンタがスパッと別れてたら、俺が携帯を見たとしても、メールも入ってなくて、こんな騒ぎにはならなかったんじゃないの?』
『いや、ですから、遊びとして…』
『遊び遊びって、バレた以上は遊びで片付けられると思うなよ!』
コイツ何なの?どこの生物?詫び一つ言えねーのかよ…
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