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何を言っても詫びる事なく、全てを妻になすりつけ、自分だけは助かろうとする山田。
俺は、妻を寝取られた事よりも、この山田の態度に怒りを覚え、ある決断をした。
『明日の朝、俺はアンタの奥さんに電話するから。』
山田の表情に焦りの色が…
『家内は関係ない!バレたのは、そっちの家庭なんだから、そっちが解決すればいいじゃないですか!』
コイツ…[★]
『仕方ねーだろ?アンタの奥さんからも、アンタが俺に詫びを入れる様に言ってくれる様、俺から頼むから。アンタじゃ話にならないから、もう帰っていいよ。ってか、俺の前から消えろ!』
『解りました。』
席を立とうとする山田を呼び止め、
『アンタさぁ、ウチの奴の前でも、今日話した事と同じ事言える?自分の教え子だけどさ。』
と、聞いてみた。
『はい。』
『じゃあ、今度はみんなで話しましょうよ。アンタの奥さんも呼んで。』
『…』
山田はファミレスから出て行った…。
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