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ピンポーン
山田が来た!!
ドアを開くと…
『来ちゃった❤』
ヤンママがいた…😞
ピンポーン
今度こそ山田だ!!
『もう、ヤンママは仕方ないから居ていいけど、口出し無用だからね!』
クラブ活動の後らしく、白のジャージ姿で現れた山田。
どこか以前と違い、ふてぶてしい山田を見て、
コイツ、誰かに知恵つけてもらって来たな?
と俺は直感した。
しきりにポケットを探る仕草。
テープレコーダーでも入ってるのか?
俺は妻を呼び、話し合いが始まった。
『そちらの方は?』
山田が不安そうにヤンママを見る。
『ああ、気にしなくていいから。』
前回の再現。
山田は再び、元教え子、元学級委員である妻の前で、全てを妻になすりつけ始めた。
俺はある意味、脱帽した。
どうしたら、人間ここまで腐れるのか…
妻は涙を流しうつむいたまま。
俺は妻に、
『お前さぁ、黙ってていいのか?お前が憧れて、お前が信頼し続けた山田先生だぞ?普段、偉そうに教壇に立ってるけど、自分を守る為なら、教え子だって裏切れる。これが山田先生。解ったろ?』
山田は黙って妻を見つめる。どこか勝ち誇ってるかの様にも見える。
すると…
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