直接対決!第2R!!~山田逃亡

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『ウチのヤツで何人目だよ?今の生徒さんも被害にあってんじゃねーの?』 『何を馬鹿な…この間も言いましたけど、僕は結婚するまで』 『童貞だったんだろ?そんな突飛な言い訳なんて、普通の奴は言わないよ。』 ここで突然、急に黙っていた妻が口を開いた。 『誘ったのは私なんですか?』 山田は頷いた。 『私があなたに抱いてくれって頼んだんですか?』 蚊の鳴くような小さな声… 『僕から誘ったかい?君が旦那さんと喧嘩していて、夜もご無沙汰で寂しいと言ったんじゃないか。』 『私は…』 ん?妻の様子がおかしい… 『ヒ…ドイ…全部…私…』 過呼吸起こしてる!! 『ハァ…ハァ…』 妻は椅子から崩れた。 『おい!しっかりしろ!』 『ママ!ちょっとやだ!平気?』 俺とヤンママが駆け寄る。 その時、山田は颯爽と席を立ち… 『なんか大変な様なので、僕はこれで帰ります。今度は、場所を変えて第三者を立てて話し合いましょう。』 それはまるで、 『さらばだ、明智君。』 と言いながら、颯爽と逃げて行く怪人20面相の如く… 逃げられた… また詫び一つ言わない。 幸い、妻も大した事はなく、すぐに発作は治まったのだが、またしても山田は何も詫びる事なく逃げ帰った…
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