516人が本棚に入れています
本棚に追加
『私は、パパや子供達と一緒にいたい…』
『ハイそーですか…って俺が許すと思ってんのか?』
『いや、パパの性格上、絶対に許してもらえないと…』
『ああ、絶対に許さねーよ。だいたいさ、結婚前にあんだけ山田に憧れてたって言っておいて、結婚後に山田と浮気?結婚前から何かあったんじゃねーの?お前ら。』
『それはない!絶対ないから。』
『お前が嫁に来て、地元から離れちゃってカワイソウだと思ったから、俺はお前に友達を作れって、夜も外出させた。お義母さんが具合悪い時も、お前を実家に帰した。
そんな俺の気持ちを、お前は踏みにじったんだぞ?解ってんのか?』
『ゴメンなさい…』
妻の目から大粒の涙がこぼれる。
『でも、私は興味本位で浮気しただけで、家族を愛してるの。』
『今更、信用出来るか!そんな事!』
『だよね…パパは離婚しか考えてないんでしょ?』
『当然。』
寝たはずの子供達が起きて来た。
『ママぁ。どーして泣いてるの?またパパがいじめたの?』
『違うの。ママはパパに叱られてるだけ。ママがパパに怒られる事をしちゃったの。』
『フーン。パパ、ママを許してあげなヨ。』
言われてしまった…💦
最初のコメントを投稿しよう!