別れぬ理由①~母として

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『俺は多分、一生お前を許せない。この先、お前が家に残ったとして、喧嘩した時に、今回の事を口に出すかもしれない。お前の体に触れると山田の顔が浮かぶから、もう二度とお前に触れる事もない。俺達夫婦は終わり。もう、俺はお前の旦那じゃない。お前も俺の妻じゃない。でも、子供達にとっては、俺は父であり、お前は母。家に残りたいのなら、コイツらと、お腹の中の娘の為に、お前は母親として残れ。』 自分の感情を押し殺し、子供達を第一に考えたら、こーゆー決断をするしかなかった…。 でも、どこか納得出来てない自分がいた。 離婚を望む気持ちは、そう簡単には消えなかった…。
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