別れぬ理由④~息子達

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日曜日の夜、再び姉の家へ息子達を連れて行った。 そしてまた、一人暮しに戻った。 さすがに二週間目となると、電話をする度に長男が、家に帰りたいと言う様になった。 俺は、週末にまた迎えに行くからと言い聞かせる。 いきなり慣れないバス通学。たった一人のバス通学。かなりのストレスに違いない。 週末になり、息子達を迎えに行く。 家に着くなり、長男が泣き出した。 『俺、家にいたい。ちゃんと良い子にするから、家にいたい。オバチャンの家に戻りたくない…』 次男も、 『俺も良い子にする!』 と泣き出した。 『でもなぁ、パパだって一緒にいたいけど、ママがいないから…。』 『だから、俺がパパを助ける!オバチャンの家には行かない!』 涙ながらに訴える息子達。 『お前達、ホントにパパを助けられるか?』 『うん!』 俺はまず長男に、 『お前は一人で起きて、一人でご飯を食べて、遅刻しないで学校に行く。出来るか?』 『うん。』 次男には、 『お前は、ちょっと大変だけど、朝はパパと3時起き。パパのトラックに乗って、一緒にお仕事。朝、起きれるか?』 『うん、起きる!』 『よし、解った。』 俺は姉の家に行き、事情を話して荷物を引き取った。 会社にも連絡を入れ、今回だけ特別に、息子を横に乗せる事の了解を取った。 こーして、親子三人、男だらけの生活がスタートした。
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