プロローグ

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キロには親友がいた。名前は「シャグ」と言う。シャグはキロと違い。なんでもこなせる猫の中でもトップクラスの運動神経の持ち主だ。   キロはシャグに憧れていた。自分もいつかシャグのようになりたいと毎日願っていた。   シャグは毎日屋根の上に登っていた。シャグは他の猫とはあまりしゃべりたがらない。なぜかキロとだけ仲が良いのだ。   シャグはいつかキロと一緒に青空を見上げてみたいと夢を見ていた。屋根の上で2匹並んで見上げてみたいと…   しかし、キロにそのことを明かすことはなかった。シャグはそんな事を言うのは恥ずかしかったのだ。
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