箱の中の砂漠

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今日の 朝も何も食べずに 仕事に向う君 ✨ 眠たい目を擦りながら息苦しい灼熱の 箱の中の 砂漠へと向かう ✨ ここでは 窓もなく そしてエアコンも無い ✨ 暑い熱風に入りまじった ダンボールの匂いが 君を攻めていた ✨ 男でも疲れる様な過酷な労働に耐え 君は 何も言わずに 頑張っている ✨ 『代わってあげたい』 ✨ 俺は 泣きながら 毎日 毎日 そう思った ✨ でも君は 俺と 一緒に居る時 笑顔を絶やさない ✨ 君は なんて凄い人なんだろ なんて素晴らしい人間だろ ✨ 昼食もとらずに 君は また あの 暑い 箱の砂漠へと 消えて行った
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