33人が本棚に入れています
本棚に追加
圭司「はい!宜しくお願いしま・・・って獅子王の子?なんです?その称号みたいな言い方は?」
宮子「同じ部活の岸本君が伏見さんのプレーを見てそう仰ったんですよ」
圭司「そうでしたか、獅子王の子だなんて、俺なんてまだまだなのに」
宮子「所で、どうして音楽室に?」
あっ、忘れてた。
話に夢中になっていたせいかチャイムが鳴り響き、いつの間にか生徒が集まっていた
圭司「あっ、次の授業、音楽なんですよ」
宮子「そうなんですか、チャイムもなりましたし、これで失礼させていただきます、それでは、また後程」
圭司「あっ、はい」
こう言うと宮子は去って行くのであった
それと同時に太一が姿をあらわした
太一「伏見もすみにおけないねぇ」
圭司「・・・麗しきお嬢様の次は薄汚い男か」
太一「おい」
圭司「冗談だ藤村、で、すみにおけないねぇってのはなんだ?」
太一「あんな美人と話すなんて、流石俺の教え子だぜ!」
圭司「・・・言っとくが、お前に教えてもらってないわ!」
太一「で、誰なんよ?」
こいつ、人の話聞いてねえな
圭司「バドミントン部所属の立田先輩だ、先生方の許可を得てピアノを弾いていたんだ」
そこへさおりもやってきた
さおり「それじゃ伏見君と藤村君の部活の先輩になるね」
圭司「うん、ピアノを弾けて更にはスポーツもこなすっかぁ、ゲーム&バドミントンをこなす俺とはおおちがいだ」
そして結由子もやって来るのであった
結由子「そうねぇー、話し方はお嬢様っぽかったけど」
圭司「うん、お嬢様だよね」
太一「なに!?お嬢様!?」
結由子「ひゃっ!」
さおり「ふぇっ!」
圭司「おかしいな、俺は餌をばらまいたつもりはないのだがな」
太一「伏見、お前餌をばらまいたつもりはないと言うけどな、俺にはヒットしてるんだよ!」
なんだこいつ、壊れたか?
太一「俺のハートが真っ赤にこげる!あのこを口説けと叫びまくる!ヒョォォォー!!」
こう叫ぶと太一は真っ先に音楽室から飛び出していくのであった
さおり「あっ、藤村君、授業始まっちゃうよ!?」
結由子「全くしょうがないわね、圭司」
圭司「わかったすみやかにつれもどすよ」
そういうと俺は藤村を追うのだった
圭司「全く、彼奴の暴走には困ったもんだ立田先輩にもしもがおこるまえに捜しださねば」
そして誰もいない階段のとこで奴を、藤村を発見した
圭司「藤村!」
太一「伏見!?お前も口説きに来たのか!?お嬢様は渡さん、たとえお前でも!」
最初のコメントを投稿しよう!