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圭司「なにを馬鹿な事いってんだよ、・・・おとなしくひきさがるならそれもまたよいのだが仕方があるまい、手荒にやらせてもらうぞ!」
太一「上等!」
圭司「それとな、お前の考えはそうなのかもしんないが、女性にだって男性を選べる権利がある事を忘れるな!」
そして藤村がむかってきた
彼の性格からして推察できる攻撃はストレートの後に回しげりだ
ゲーム&バドミントンをこなすと言ったから喧嘩はふなれだと思い込んでいる筈
太一「うあああ!」
来たっ!
俺は少し右によって回避する
次は中段か上段に後ろ回しげりがくるはずだ
太一「(かかった!)シャアアア!」
やはり来た、中段!
俺はせまりくる足を受け止めることにした
ヒュッ!
パシッ!
太一「やっ、やべぇ」
圭司「いい加減にしろ藤村、授業さぼってどうする」
そして俺は太陽落としをやり、藤村を床に叩き付けた
太一「!」
圭司「伏見家に代々伝わる秘技、ジャスティスブレイク!」
ゆゆ姉は両手でやるけど俺は違う、俺は片手だ
藤村は俺よりも短い時間でギブアップした
戦いで言えば俺の勝ちだ
太一「わあったわあった、迷惑かけちまったな、すまん」
圭司「藤村の言いたいことは俺も分かる、だからって取り乱すなよ」
太一「おお!わかってくれるか戦友(とも)よ!」
圭司「ああ、ほら、戻るぞ」
俺達が音楽室へ戻ったら先生はもうかんかん!
俺と藤村は説教されながらもちゃんと授業をこなすのだった
でも俺にはあまり厳しくなかったような?
そんなこんなで授業が終わった
圭司「やあーっとおわったぁー」
さおり「お疲れ様」
圭司「それなら岡野さんもだろ?」
さおり「そうだけど、伏見君は藤村君を探しにいったじゃない。だからちゃんと先生にも私が事情を話しておいたよ」
えっ?
圭司「ってことはあまり先生が厳しくなかったのは、岡野さんが事情を話してくれたから?」
さおり「うん」
そうだったのか
岡野さんに立田先輩かぁ、まさかこの学校に入って二人の美少女と出会うなんてなぁ、太一が暴走するのもわかる
圭司「そうか、ありがとう」
さおり「どういたしまして」
さおりは満面な笑顔で答えた
圭司「(ここなら俺の本当にしたいことが見つかるかも)」
そして時は過ぎ、昼休みを迎えるのであった
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