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?「ここかな?青空高校は?」
今とある高校の前に一人の少年が立ち尽くしている
だが校門は固く閉ざされていた
少年「門・・・開いて無いけど、早く来すぎたのか?」
少年は開かない門をじーっと見ながら腕を組んだりしていた
?「うそー、早く来すぎちゃったょ~、まだ開かないし」
隣に誰かがいたみたいで、その隣の人が口を出した
声からして女性のようだ
少年「いっそのこと強行突破して中で待機してるか?」
少女「強行突破しちゃって中でまってようかなぁ~?」
少年&少女「え?」
二人は言葉がシンクロし、そしてお互いの顔を見るのであった
少女「あっ・・・えとっ・・・」
少女は焦っている様子
少年「あ、はっはじめまして。君はここの学生なの?」
少女「あっ、ううん、私、今日からこの高校に通うの~」
少年「偶然だね、僕もそうなんだ。あっ、僕は伏見圭司(ふしみけいじ)って言うんだ、君は?」
少女「私は岡野さおり(おかのさおり)、よろしくね伏見君」
圭司「うん、よろしく岡野さん」
伏見圭司16歳、彼女がいない彼に転機が訪れようとは誰も思いはしなかっただろう
第1話【初日からてんやわんや】
あれから時が過ぎ、固く閉ざされていた門の封印は解除されるのだった
さおり「えっと、まずはクラス標をもらわないと」
圭司「場所は校舎のすぐ近くか」
さおり「一緒のクラスになれたらいいね」
圭司「そうだね、知り合いがいないクラスってのはちょっときついよ」
さおりは笑いながら「私もちょっときついかな」と答え、そうしてるうちに校舎のすぐ近くに着き、クラス標を手に入れるのだった
圭司「俺は・・・1組だ」
さおり「あっ、私も1組~」
圭司「まさか本当に一緒になるなんてね」
さおり「だね、偶然ってあるんだね、なにがともあれ、これからもよろしくね伏見君」
圭司「こちらこそよろししく、岡野さん」
そして無事に入学式を終わらすのであった
どうやら明日には部活決めがあるようだ
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