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圭司「うっそだぁー、岡野さんがモテないはずないって・・・もしかして、全員ふったの?」
さおりはコクンと頷く
圭司「・・・何人?」
さおり「10人」
圭司「はいっ!?そんなに?」
さおり「だって、誰も私のタイプじゃないんだもーん♪」
開き直ったさおり
圭司「開き直ったな・・・まあ、人それぞれだもんな、でっ今はどうなんだ?気になる人でも見付けたか?」
そしてそして、さおりはまた頷いた
さおり「部活の秋水先輩って人何だけど」
圭司「・・・へぇー、こりゃ一位は岡野さんになりそうだな、でも恋愛の相談なら同じ女子の方がいいんじゃないのか?まあ、頼ってくれるのは嬉しいけど」
さおり「大丈夫!ちゃんときいてるよ、結由子さんとか」
圭司「そっか、そうそう、俺の持ってるゲームのキャラが言ってた事だけどね、恋愛はすべからずタイミングだって言ってたよ?」
さおり「すべからずタイミング・・・かぁ」
圭司「焦っても駄目、悠長にするのも駄目。難しいもんだよ、恋愛って。だが、それらを乗り越え、幸せを掴むのもまた事実、全ては自分自身って事だ。頑張れよ、何かあったら何でも相談してくれよな」
さおり「うん」
ここでチャイムが鳴り響く
圭司「チャイムが鳴ったか、うしっ、戻るか」
さおり「そうだね、あの、伏見君」
圭司「ん?」
さおりは満面な笑みで圭司に「ありがとう!」とお礼を言う
圭司「なあに、気にすんな。俺も真面目に探すかぁ、デスティニーな運命を」
さおり「見つかるといいね」
圭司「見つかるかは運しだいってか?」
さおり「伏見君なら見つかるよ!ファイトっ!」
圭司「なんか知らんが応援された・・・ありがとな」
さおり「どういたしまして!」
こうして屋上を去って授業に専念した
いや、圭司の居眠りがバレて、圭司は明日までの課題を言い渡されたと言う
そして時は放課後、それぞれ部活へと向かうのだった
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