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圭司「ええ、まだまだ遅いですしね、この状況で新人戦に勝てるかどうかが心配です・・・」
宮子「そうですか・・・」
すると宮子が両手をあわせて「それならその練習をしましょうか?今からでも」と提案をするのであった
圭司には願ってもない提案だ
圭司「えっ?・・・ですが、先輩の手をわずらわせるのは・・・」
宮子「私が協力したいんです、それとも私では役不足ですか?」
圭司は焦りつつも否定をする
圭司「いっ、いえいえ!そんなことないですよ!・・・いいんですか?お願いしても」
宮子は満面な笑みを溢しながら「はい」と答えるのであった
圭司「・・・宜しくお願いします!」
こうして圭司の反射神経を鍛える時間外練習が始まった
その練習風景を鬼瓦コーチも見守っていた
鬼瓦「(私が出る幕はない見たいね、あの二人ならお互いを上げるのにピッタリかもしれないわね)」
コーチはこう思いながら体育館を去っていくのである
そうして練習はPM8時までかかったと言う
帰り道
圭司「すみません、こんな夜遅くまで練習に付き合ってくれてありがとうございます」
宮子「フフ、いいんですよ。私がやりたいと思ったのですから」
圭司「本当、感謝感激ですよ(それにしても)」
圭司は宮子を見て気付いたのだ
宮子の魅力に!
夜の蛍光灯の光を浴びているからそう見えたのかもしれない
でも確かに圭司は
圭司「(立田先輩って、本当の意味で美少女って感じがするよなぁ)」
と思ったのだ
圭司の視線に気付いたのか宮子が圭司の方へ振り向き、ニッコリ笑顔で「どうかなさいました?」と答えるのだった
圭司「あっ、いえ、なんでもないです」
すこし焦った感じで言う圭司
圭司「・・・でも先輩、こんな時間ですが、門限等はきまってないんですか?」
宮子「門限は・・・過ぎちゃってますけど、大丈夫ですよ」
圭司「えっ!?大丈夫じゃないですよ!?」
宮子「伏見さんが休憩をなさっていたときにお父様に連絡いたしましたから」
圭司「ですが!・・・なら立田先輩の家まで俺が護衛します!」
宮子「いいですよ」
圭司「でも男としてはこんな暗いとこを女性一人になんて出来ません!」
宮子「フフ、頼がいのある後輩ですね・・・ですがもう、つきましたから」
圭司「えっ?」
宮子「ここが私の家ですよ」
そこに広がっていたのは大豪邸だった
圭司「あんぎゃー!」
・・・ゴ○ラかい
宮子「それでは私はここで」
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