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高貴「だから静かに、・・・はは、すまなんだ(笑)それじゃ、そろそろ戻らなきゃコーチの雷が発生するから戻るね」
高貴はこう言うと雷を受けない為に走って去って行くのでした
さおり「でも、バドミントンやってる時の伏見君、かっこよかったなぁ・・・」
そしてさおりは試合の事を思い出していた
圭司『こんな結果で終われるかぁ!』
さおり「伏見君、諦めるの嫌いなんだなぁ」
圭司『てぇえ!』
さおり「(あの速い羽根の軌道を読んじゃうんだもん、凄いよ!)」
圭司『いけぇ!』
さおり「(そして最後にズドーンっと一撃!上手いんだなぁ伏見君は)」
こうして今から近い過去を思い出していると、圭司が目を覚ますのだ
圭司「ん?・・・ここは?」
さおり「気が付いた?」
圭司「え?岡野さん、なんで岡野さんがここに・・・」
さおり「先輩が保健室につれてきたんだよ。私は茶道部の見学が終わって」
圭司「それで見学に来たのか・・・」
さおり「うん、それで、大丈夫?」
圭司「ああ、・・・はは、心配かけたな」
さおり「ほんとだよ、試合中に倒れちゃうなんて」
圭司「いやー、失敬失敬、なら先輩に礼を言わなきゃな」
さおり「私もついてくよ、また倒れたりしたら大変だし」
圭司「なに言うかね、俺なら大丈夫だってのに・・・おわっ!?」
運命の悪戯か圭司は足をつまづかせて、あろうことかさおりを押し倒してしまうのだった
圭司「(あれ?あまり痛く無い、それになんか柔らかい感触が顔に・・・これは?)」
さおり「うー、いつまで乗っかってるの!」
そして起き上がろうとする圭司をさおりは足をあげるのだった
圭司「はうっ!?」
さおり「あっ」
・・・急所にあたった!
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