僕、倒れる。

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咲子がいなければ、千乃に会えないが…咲子がいると千乃と話せなくなる。 と言う状態に陥るが、今回もそれを防ぐ事が出来なかった。 律「あ…あの。」 勇気を振り絞り、声をかける。律の体中の毛穴という毛穴から汗がふきでていた。 そんな、律の姿を見かねた咲子は、ため息を付いた。 ポケットから出したハンカチで、律の額の汗を拭いた。 咲子「千乃…話の途中だったけど…ごめんなさいね。りっちゃん、なんか具合が良くないみたい…。明日のお昼休みにでも、また話に行くわ。」 そういって、すまなそうな顔をした。 千乃「いいよ。咲子とちょっとでも話せて嬉しかったし!また明日な☆」 そういうと千乃は立ち上がり、制服に付いた芝生を払い校舎へ入って行った。
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