貴方に気付かれないように…

5/5
前へ
/60ページ
次へ
咲子が心の中でいろいろな葛藤をしていると、自転車が止まった。 律「咲子さま。ご自宅に到着致しました」 咲子「ご苦労様。そうだ、今日はおじ様達はいないのでしょう?律の事だから…何も食べずに寝てしまうと思うの。だから、食べていかないかしら?」 さっきまで、律について考えいたせいか変に意識してしまう。顔が熱い…しかし、咲子の顔は律にはよく見えなかったため、気付かれなかった。 外は、もう日が沈み月が顔を出していた。 律「やった!!でわでわ、お言葉に甘えて」 門を開け、自転車を入れ止めた。 律「お邪魔しまーす。おばさんごちそうになりに来ましたぁ。咲子がいいって言うから(笑)」 勝手に上がりこむ律の背中をみながら、咲子は軽く頬を叩き… (しっかりしろ!!私。) と心の中で呟いた。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加