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律は教室に着くと、自分の席に座って息を整えようと深呼吸していた。
しかし、更に呼吸困難に陥りそうな事が起こった。
教室の入口に、目黒が立っていたからだ。
(咲子の事かな…?だったら、僕が呼ばれるかも。)
律はそう考え、目黒の所に行こうとしたが、行くのをやめた。
(もし、違ったら…恥ずかしいよな…。)
律はおとなしく席に座っていた。
が、律の予想は当たっていた。
本を読んでいた律の前に誰かの気配がした。
恐る恐る、上を向く…
(咲子、休んでくれてありがとう。)
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