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「ほぉ、嬢ちゃんワシの歌が好きか」 「うん、あんなキレイな歌声、聞いたことないもん」 「そうかそうか」 フクロウはコココと首を揺すった。 「じゃ歌うとするかの」 そう云うとフクロウは自慢の歌を奏ではじめた。 ♪~ 優しく包み込むような誇り高いソプラノ。 やはりその声は老いたフクロウのものとは思えない。 しゅわしゅわわ。 フクロウの声が心に染みる。 ♪~ いつまでもフクロウの歌を聞いていたいと思った。
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