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気がつくと、いつの間にか陽が高くなっていた。学校に行く時間はとうに過ぎている。 「た、たたた大変!」 「どうしたんじゃ?」 「学校に行く時間が過ぎてる」 ユキは焦った。 お母さんに知られたらどうしよう。 「ふぉふぉふぉ」 フクロウは羽を広げて嗤った。 「なんじゃ、そんなことかい」 「そんなことじゃないよ!遅刻したのをお母さんに知られたら、私怒られちゃうよ」 「大丈夫じゃ、云わなきゃばれんよ」 とフクロウは云った。 云わなきゃバレない一
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