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ユキはぐっと息を飲んだ。 「ユキちゃんはいつもと同じように家に帰ればそれでいい。今日学校休んだのを知っとるのは、儂とユキちゃんだけじゃ」 「…そうかな?」 「そうじゃとも」 フクロウはコココと首を揺すった。 「云わなきゃバレんよ。これは二人だけの秘密じゃ」 確かにフクロウの云うことは一理あるような気がする。 どうせ今から行っても遅刻するだけだし。
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