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「ほうか。んでな、カナリヤのことをえろう気に入った王様が自分の皇女にカナリヤの歌声聞かせよったんや」
「皇女様?」
「王さまの娘や」
「ああ娘か」
「皇女様は四人姉妹やったが四人ともよろこびはった。それはもう、えらい喜びようやったらしいで」
「王様も、皇女さまも、お城の人たちはカナリヤの声を聞いて大喜びやったんや。でもな、その後悲しいことが起こった」
「なんや兄ぃ」
「なんや兄ぃ」
「カナリヤの歌を聞いた数日後、皇女様はみんな死んでもうたそうなんや」
「ええッ」
弟達は驚く。
「ほんまか」
「ほんまや」
「4人ともか」
「4人ともや」
「これが世に云うバンビーナの呪いちゅうやつや」
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