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うんしょ。
うんしょ。
ユキは自慢の足で木を登る。
「お願いします!上手に歌う方法を教えてくださいっ」
ミシシと揺れる木の枝をものともせずユキはフクロウの前で頭を下げた。
「ん~、どうしたもんかのぉ」
「お願いぃぃーー」
「く、苦しい…」
ユキがフクロウの胸倉を掴むと、フクロウはバタバタはばたいて抗議した。
「ご、ごめんなさい」
「ゲホゲホホ」
咳きこむフクロウ。
「大丈夫、フクロウさん?」
「だ、大丈夫じゃ」
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