第一話

3/5
前へ
/13ページ
次へ
「愛情…か…」 本を片手にベンチに座っている少女と言っても18歳なのだが顔がかなり幼い。 名前は癒魅(ゆみ) 「この本書いた人どんな人何だろ…やっぱりすっごい素敵な恋をしたんだろうなぁ。」 「癒魅?」 ベンチの前にひとりの女性が立っている。ぎこちない足取りで… 「あ…お母さん!ダメだよ。“一人で歩いたら”」 「これぐらい大丈夫よ♪あら…またその本読んでたの?」 癒魅の本を見て癒魅の母親は笑う。 「お気に入りなの…誰なんだろ…これかいた人」 さっきと同じページを開いて癒魅はボソッと言う。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加