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ふっと部屋が明るくなって目を覚ます。
「おはよう御座います」
どうやらレイがカーテンを開けたようだ。
窓の向こうで、今日も美しく輝く月が見える。
私が目を覚ますのは、太陽が完全に沈んだ夜。
寝ている間はカーテンを閉め切って太陽の光が入らないようにしている。
月の光でさえ十分なのに、太陽が輝く時間に起きるなんてどうかしてる。
人間達からしたら私の方がどうかしてるんだろうけど。
レイが支度してくれたドレスに着替え、今夜も私の一日が始まる。
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