--++†日常†++--

2/4
前へ
/15ページ
次へ
    ふっと部屋が明るくなって目を覚ます。   「おはよう御座います」   どうやらレイがカーテンを開けたようだ。   窓の向こうで、今日も美しく輝く月が見える。   私が目を覚ますのは、太陽が完全に沈んだ夜。 寝ている間はカーテンを閉め切って太陽の光が入らないようにしている。   月の光でさえ十分なのに、太陽が輝く時間に起きるなんてどうかしてる。   人間達からしたら私の方がどうかしてるんだろうけど。     レイが支度してくれたドレスに着替え、今夜も私の一日が始まる。    
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加