--++†悲劇の幕開け†++--

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    何時までも平和でいるかと思えたこの小さな国も、大きな戦争に巻き込まれました。   綺麗な街は戦火に燃え、見事な城も敵国に踏み入られ、王様とお妃も殺されてしまいました。   お姫様はその美しさの為に生け捕られて 城の一番奥深く、茨で出来た牢獄に幽閉されました。     月の光さえも届かない暗闇と棘の中、お姫様は独り悲しみに涙を流す日々。   その悲しみはいつしか憎しみに変わり 涙は血に変わりました。    
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