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ふと私がテレビを見るとニュースがやっていた。
昨日家からそんなに遠くもない銀行が強盗に襲われた。
銀行の人たちは無事だったが強盗を捕まえることが出来なかったらしい。
私達は怖いなどと言いながらも気にしてはいなかった
そしてお昼を食べ終わりみんなでゆったりとしていた
その時だった
私の目に強盗の姿が映った。
画面を通してではなく直接私の目に映った。
夢かとも思った。
でも現実だった。
私達は何も出来ぬまま銃を突きつけられ脅され人質にされた。
強盗の後ろからは警察が追ってきていた。
警察と強盗は言い合いをしているが
何を言っているのか考えられないぐらいの状況に今置かされているのだ。
そして一瞬の出来事だった。
警察が家に入りながら強盗を説得していると
強盗の指は引き金をひいた。
私には赤い液体がかかった。
強盗は次々と両親や友達を殺していった。
私の番だと覚悟をしたが、強盗が引き金を引いても『カチッ.カチッ』という音しか聞こえない。
弾切れだ。
警察は強盗を取り押さえた。
ここまでくると強盗とは呼べない
殺人犯である。
そして周りを見るとみんなグッタリしている。
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