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今度は自分の番と、メラルーはコホンと咳払いをする。
この時のために一生懸命カッコイイ名前を考えてきたのだ!
本当の名前は”ルゥ”と言うのだが、メラルーのルゥでは単純過ぎて、笑われると思ったので…。
「コホン…、ボク…、いや私は…、”ルゥーリーンルゥ…”」
(アイタッ、舌噛んだニャ💦)
「ちょっと待って…、今の無しニャ…。」
「えっと…、ルゥ…ルゥ…。」
今度は忘れてしまった様だ。
みるみる恥ずかしさがこみ上げて来てメラルーの大きな耳が伏せていく。
「あ…あの”ルゥーリーンルゥティス・メラルゥニス…3世…ニャ」
(あぁぁ~失敗したニャ~~せっかくのボクの見せ場が…)
消え入りそうな声で、やっとの思いで全部言い終わると、小さな体を更に縮こませてしまった。
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