プロローグ

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     遠くに見える山々に黄金色の夕日が名残惜しそうに沈んでゆき、夜のカーテンがゆっくりと引かれていく…。  5軒ほどしかない民家には次々と明かりが灯り、家々からは旨そうな匂いが漂う。  その匂いは暖かなのんびりとした風に乗って村人の鼻をくすぐり、自然と人々の足を家路へと急がせていた。
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