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脚本は代表作「みかんがみっかんない！」などでお馴染みの西東氏『原作の良さを生かしながらも原作には無い映画独自のストーリーも混ぜ合わせ原作に縛られずオリジナルなものを書きたい。実は僕も、監督の北野さんと同じく子供の頃河童を見たことがあるんですよ(笑)あれは中一の夏休みでしたね。一人で川へ釣りに出かけたら見つけてしまったんですよ。川沿いにある巨大な樹の窪みに積まれていたエロ本の山をね！普段はクールな僕もその時ばかりは主に下半身の興奮を隠しきれませんでした。暫くかぶりつくようにエロ本を見ていると、突然近くの繁みからガサガサと音がしたんですよ、初めは小動物かと思いましたがよく考えるともし人だったらこの場面を見られたらまずい！このパラダイスは僕だけのものだ！パラダイスヲ侵ス者ハ誰ダロウト殺シテヤル！バラバラニシテ魂サエコノ世カラ消シテヤル！と思いましてね。護身用に持っていたサバイバルナイフを片手にゆらりと立ち上がり繁みへ突進しました。そしたらそこに居たんですよ！全身緑色の頭に皿をのせた水掻きの発達した生物が！僕は驚きの余り逃げ出しましたよ！下半身の興奮も覚め遣らぬまま
にね。そして近所の友人に河童を見たって伝えに行ったんですよ。友人はすぐに信じてくれました。そして今日はもう遅いから明日探しに行こうと言ってくれたんです。僕はそれに従いました。その日の夜僕は例のパラダイスに釣り道具とサバイバルナイフを忘れたことに気付き、と同時にあのパラダイスに友人を連れて行ったら僕だけのパラダイスではなくなってしまう。と思い明日は風邪をひいたと偽り明後日一人でパラダイスへ向かおうと思ったんですよ。
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