第2章~力の示す先~

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「配備完了しました!」 いくつものMSが並んでいる 現在の地球統率軍の主力MS MSN-X0101 ヒドゥン 姿形はグフカスタムを思わせ全身黒である 主武装は主にヒートロッド 今は試作段階で配置されているが緊急ともあり出撃せざるを得なかった 「3時の方角にアンノウン3機です!」 『この機体で何処までやれるんだかねぇ…』 ヒドゥンのパイロットの一人が呟く 「四号機!無駄口叩くな!帰ってきたら覚えていろ!」 コックピットの中で上官らしき声が響きわたる 『はぃはぃ…生きてたらね』 皮肉っぽく小さな声で呟く アンノウン3機は已然も進路を変えず突き進む 誰が予想したのだろう 有り得ない事が 今起ころうとしているのだから…
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