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銃声が鳴り響く――――
彼は走り続けた
目の前に居る血だらけになった愛しき者に向かって
泣き叫びながら
彼女の名を呼ぶ
彼女は気が付いたのか此方に頭だけを向けて微笑んだ
――待ってろ…今行く――
彼はそのまま前に進む
――ピキッ…―――
不気味な音を立てたかと思うや否や
正気に戻った時には既に
進むべき先には瓦礫の山ができていた
―――………❗――
彼女の名前を叫び
彼はそのまま倒れ込んだ――
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