キミトボクト・ボクトキミト

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克巳:な、んだって 弥生:どういう事? フード①:くっ! フード②:あ~あ(´Д`) 克巳:何で。お前達、一体何者なんだ! フード②:そりゃ、こっちが聞きたい。どうして同じ顔が二人もいるのか。その相手が何者なのか気になるのは必然。 いや厳密には全く同じでは無い。しかし、わかるというか感じるというか、こいつは『自分と同じ』と、強く感じる。 ただ、決定的な違いがある。それは克巳と同じ顔をしているフード①は女性だったということだ。 逆に弥生と同じ顔をしたフード②はどこか飄々とした男性。 性別が反転しているのだ。 フード①:・・・しょうがない💢顔を見られた以上自己を紹介するのが筋。 霜月 檜(しもつき ひのき)だ。別によろしくするつもりはないからな。 フード②:夜明 雹呉(よあけ ひょうご)。姫君、よろしくね😉 二人で呆気に取られていると 檜:貴様ら、揃いも揃って自己紹介もできんのか💢 雹呉:確かに少々感心しないね 克巳:あ、っと、草壁 克巳。大学生だ 弥生:御子神 弥生です。同じく大学生です 檜:フンッ 雹呉:弥生・・・弥生・・・弥生・・・。あぁ、君は何故僕と出会ってしまったんだい?それはまるで・・・(以下略) 克巳:変な奴。(それになんかイライラするな) 檜:で、早速本題に移ろう。お前達は何者だ? 克巳:いや、それが俺達にもさっぱり分からないんだ。気がついたらここに倒れてた 弥生:ここは一体どこなんですか?少なくとも日本じゃないみたいなんですけど 雹呉:ふぅん、君らはこの世界の人じゃないみたいだね 克巳:な・んだって? 雹呉:僕達の世界の名は『メイガン』っていうんだ。実は君達のような異世界からの来傍者は珍しい訳じゃない。 檜:この世界は今腐敗しきっている。だからあんな山賊共がそこらじゅうにいる。だから『召喚士』という高僧が、いわゆる救世主やら勇者やらを召喚しようとムキになっている。 克巳:(異世界だって⁉どうしてこんなことに) 弥生:私達、これからどうなっちゃうの? それは誰にも分からない・・・。
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