邂逅(かいこう)

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    ひひいぃぃん! 克巳:な、なんだ⁉ 二人は山賊風の男、五、六人に囲まれた。 山賊:てめぇら、見ねぇ顔だな。どうします、首領? 首領:珍しい物着てるな。身ぐるみはいじまえ。 ターバンのようなものを頭から巻き、体も全身布に覆われているので、太っているのか、痩せているのか分からない。 克巳:なんなんだ、このお約束過ぎるべたべたな展開は⁉ 弥生:私達、どうなるの😓 山賊:生意気にいい女連れてやがる。首領連れて帰ってもいいですよね? 首領:好きにしろ。 そういうと首領は興味なさそうに俺達から離れていった。そして首領とは逆に山賊達は下品な笑い声を出しながら、弥生にじわじわ詰め寄ってくる。 山賊①:ひひひひ 山賊②:けっけっけっけ 山賊③:く~くっくっく 山賊④:あへあへあへへ 克巳:何から何までお約束かよ❗弥生には指一本触れさせはしない❗ 弥生:克巳君😍 克巳:弥生、おまえだけは絶対守るからな(`O´) (とはいったものの、武器を持った敵が四人か。まともにやりあうのは分が悪いな。つまり逃げるしかない訳だが、奴らには馬があるからすぐに追い付かれる。上手く馬を盗めたとしても、乗り方すら分からない素人が逃げ切れるとも思えない)
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