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克巳:くそっ、どうすりゃいいんだ❗
その時、不意に突風が吹いた。
克巳:うぷっ
弥生:きゃっ😆
目を開いたとき、そこには緑のフードを着ている人間が二人立っていた。
山賊達は白目を向いて泡を吹いていた。
克巳:なにがどうなったんだ?
弥生:なんかあの二人から殺気が感じられるよ。
克巳:あんた達が助けてくれたのか?
見るとフードの二人組はこちらを見ながらぼーっとしていたが、一人がワナワナと震え出し、克巳につかみかかってきた。
フード①:貴様❗何者だ、名を名乗れ❗場合によっては殺す。
克巳:なっ⁉
フード②:もう少し穏やかに出来ないのかよ。全く、レディーが怯えているじゃないか。
フード①:うるさい、おまえもミンチにしてやろうか?
フード②:ごめんだね(´~`)生憎、死なないし、死ぬ予定もないからね。
弥生:離してください。克巳君、何もしてないじゃない❗
克巳:弥生、危ないから離れてろ。
フード②:そ~そ~。俺と一緒に見学してようよ。
弥生:離して❗
四人が揉みくちゃになってしまい、あちこち引っ張り合ったりしていると、またしても突風が吹き、二人の顔にかかっているフードがめくれた。
克巳:っ‼
弥生:えっ⁉
二人が言葉を失い、その場の空気は凍り付いた。
それもそのはず・・・。
フードの二人組の顔は
自分達と
『全く同じ』
だったから
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