黒い箱

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小学校・中学校・高校と思い出してる内に僕は眠りについていた。すると夢に誰かがでてきて僕の名を呼んでいる。ぼやけていて顔を確認する事ができなかった。でも…懐かしいあの声、誰だったんだろう…。夜中の四時に起きた。僕は部屋に灯りをともした。すると箱が開いている。ぼくはまた見てみる事にした。………ミサ。昔の恋人、高校二年の始めから高校三年の終わりまで、そう卒業式にフラレた。懐かしい写真。でも……僕の写真じゃない。僕の持ってない写真が箱から出てきた。僕は写真を眺めた…ずっと…新聞配達が朝から頑張っている。僕は立ち上がり近くの神社まで走った。大きな木があるあの神社まで…。写真の裏にはペンで文字が綴られていた。僕はその一文字一文字を神社の木の下で読んだ…………
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