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「あの…あなたのじゃないの??」
我に返った俺は携帯を手にとる。
✨これは俺のもんにしてやる✨
「かわいいお嬢さんだ✨学校帰り??」
「はっはい❤」
返事をしたのはもう一人の女のほうだった。
お前じゃなーい‼‼‼‼
「信号…。」
「え??」
「変わっちゃいますよ。」
そういい残して彼女は冷たい顔のまま行ってしまった。
「えっ、ちょっまっ。」
片方の女もちょこっと頭を下げ、走って彼女の元に駆け寄っていってしまった。
俺は…
初めて女を目で落とせなかった💥
それどころかまともに話も出来ていない。
あの冷静で微動だにしない目と表情。
俺を見つめる女の目じゃない。
完全に敗北した。
あの歳であんなに女を感じさせるなんて信じられなかった。
出会ったことのない自分の中の感情が騒ぎ出す。
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