262人が本棚に入れています
本棚に追加
「この学校か。」
俺はもちろん昨日の女子高生を探していた。
この制服を着ていた。
間違いない。
しばらくすると女子生徒がわんさか集まってくる。
女教師まで…
全く罪な男だねー俺も💕
それにしてもこんなに人がいたんじゃー見つかりっこねーな💧
「あ……。」
その心配は無用だった。
黒髪の長い、瞳の大きな女の子。
手足が長く、華奢な体にピンクに光る唇。
それはまさに…
昨日の女子高生だった。
彼女は俺の顔を見るなり何故かさっさと帰ろうと向きを変えた。
素直じゃねーなー💓
俺は彼女の前に立ち塞がる。
「お嬢さん✨俺のこと覚えてる??」
「……。」
眉間にシワを寄せる彼女はどこか怒っているようにも思える。
「あの、あたしに何か用ですか。」
つんつんとした口調がますます俺をそそる。
「君にもう一度会いたくて。」
「は??」
「俺は安西翔。商社の代表取締役。君は??」
辺りは俺の言葉に騒然となる。
「社長さん⁉」
「かっこよすぎ❤」
最初のコメントを投稿しよう!