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「何であたしが見ず知らずの男の人に自己紹介なんかしなきゃいけないわけ⁉」
「この子一姫っていうんです💕数字の一に姫って書くんです✨ちなみにあたしは香織です❤」
「ちょっと香織‼」
まったくおしゃべりなやつだ。
「一姫。お前は俺の運命の女だ。」
俺は彼女にキスをした。
大半の女はこれで落ちる。
しかし、次の瞬間俺の頬に平手打ちが降り懸かって来た。
「舐めんじゃないわよ‼ふざけないで‼女がそんなんで誰でも手に入ると思ったら大間違いよ💢あたしをそこら辺の女と一緒にしないで‼」
初めての痛みが頬を熱くさせる。
彼女は口を尖らせ、そばで呆気に取られていた香織をずるずると引っ張っていってしまった。
「一姫か…いい女だ。」
俺が一姫を女にしてやる。
この俺が操れない女なんていない。
俺は車に乗り込んだ。
携帯を取り出す。
「今日も、いつもの店予約しとけ。」
「かしこまりました。」
あまりにも女子生徒の声がうるさ過ぎて車の中まで黄色い声が響いてくる。
「防音装置でも取り付けなきゃな。」
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