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「っなんでもっと早く起こしてくれないんだよ」
あれから5分位たって。
ﾏｼﾞ、遅刻しそうなので。
二人とも通学路を疾走中。
「起こしたわよっ。でも起きないんじゃない、あんた。むしろ感謝してほしいくらいよ。私が起こさないと、ずっと寝てるでしょ」
「そしたら自力で起きるよ」
「あーそう。なら明日から起こしに来ないからね」
「‥‥それは‥。絵里奈様ー、ご勘弁をー」
学校到着。
「はぁー、間に合ったぁー」
だいたいの人がｸﾞﾗｳﾝﾄﾞに向かって集まっている。
隣を見ると。
竜哉が肩で息をしている。
「あんた、あれくらいの距離でﾊﾞﾃてんの？」
「ちっげーよ。絵里奈の歩幅に合わせたんだよっ」
「あー。あんた、小っさいからね」
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯ。
竜哉の頭を軽く叩く。
「な゛っ。どうせｵﾚの方が大きくなるんだよ」
「それはどうか‥」
「あ。渚せんせーv」
私が言うよりも早く。
竜哉がさえぎって。
その渚先生の方にかけてった。
‥‥最後まで聞けよ💢
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